箕輪城跡と郷梅林散策ツアー

箕輪城跡と郷梅林散策ツアー

2020 年3月 12 日(木)オプショナルツアー
箕輪城跡と箕郷梅林散策ツアー

2020 年3月 12 日の ホテル軽井沢 1130 オプショナルツアーは、
「箕輪城跡と箕郷梅林散策ツアー」を実施いたします。

1512 年、長野氏により築かれた平山城「箕輪城」。石垣や空堀、土塁、馬出し、井戸等が良好に残っており、国指定史跡、日本百名城に選出されています。

また高崎市は東日本一の梅の産地で、近くの箕郷梅林は関東平野を一望する丘陵に約 10 万本の梅の木があり、開花時期には、あたり一面を雲海のごとく純白の梅花が埋めつくします。高崎市の名所を二つ観光・散策します。

※昼食は、高崎市名物弁当の取り寄せを予定しています。お弁当代 1,100 円が別途かかります。

箕輪城は約 500 年前に長野業尚によって築かれた名城。孫の長野業正は勇猛で人物としても名高く、武田信玄の箕輪城攻略を何度も退け、信玄は「長野業正一人が上野にいる限り、上野を攻め取ることはできぬ。」と呟いたそうです。

現在の城跡は、井伊直政在城当時のもので、昭和 62 年に国指定史跡に指定され、日本百名城にも選出されています。広範囲にわたる敷地内には散策コースが設けられ、四季折々の自然も楽しむことができます。

東日本一の梅の産地、高崎市に位置する箕郷梅林は、関東平野を一望する丘陵に約10万本の梅の木が植えられており、開花時期には、あたり一面をまるで雲海のごとく純白の梅花が埋めつくします。
同じく高崎市にある「榛名梅林」と安中市の「秋間梅林」とあわせ、「群馬三大梅林」と呼ばれています。

≪スケジュール≫
  9:00 ホテル出発
11:00 箕輪城跡着 観光・散策
11:50  弁当を積み込み、出発

12:15 箕郷梅林着 観光・散策・昼食
     ※梅の香りの中、お弁当を食します!
13:15 出発     
15:15 ホテル帰着

※ 15:30 発の「ホテル発 軽井沢駅行き無料シャトルバス」乗車に間に合います!

【ツアー参加費】
 会員 無料 +お弁当代 1,100 円
 ビジター お一人様 2,000 円 +お弁当代 1,100 円

【予約方法】
 ご宿泊ゲスト専用のオプショナルツアーです。
 宿泊予約と共にお申込み下さい。
 ホテル軽井沢 1130 予約係:0279 – 86 – 6111
 (オプショナルツアーはお電話でのみ、ご予約を承ります。)

【定員】 30 名様

【服装・持ち物】
 防寒着・防寒具(まだ寒いので)、動きやすい服装、土の上を歩ける靴
 飲み水、雨具、身分証明書など

【申込み〆切】 2020 年3月8日(日)

【ツアーチラシ PDF ファイル(A4サイズ)】
 ここをクリック してダウンロードしてください。


2020 年3月 12 日(木)オプショナルツアー
箕輪城跡と箕郷梅林散策ツアー

3月 12 日オプショナルツアー「箕輪城跡と郷梅林散策ツアー」無事終了いたしました。ご参加くださいましたゲストの皆様方、誠にありがとうございました。

前半に訪問した「箕輪城跡」ほど、人によって見立て方、想いの寄せ方が違う城も少ないのではないでしょうか。以降は真田氏の元領地に住む担当ガイドから見た箕輪城感を掘り下げて記述します。

箕輪城は戦国時代中期の 1512 年、当地の豪族長野業尚によって築かれました。その孫の長野業正は猛将で、あの武田信玄の侵略を六度全て退けたそうです。しかし子の業盛の代、1566 年に武田軍が攻め落とし、箕輪城は武田氏の上野経営の拠点と位置づけられ、有力家臣である甘利昌忠、真田幸隆、浅利信種、内藤正豊などが城代に任じられました。

ところが実は、真田幸隆は 1541 年の「海野平合戦」で、武田信虎と村上義清など信濃国人連合軍に敗れてから3年の間に、一族を連れて箕輪城の長野業正を頼っていたのです。業正は食客として幸隆を快く迎え入れましたが、その後、信虎の息子・信玄から領地回復の誘いがかけられた幸隆は、密かに箕輪城を脱出しました。業正は「幸隆を追い一族を皆殺しにすべし」との家臣の諫言を退け、追っ手もかけず、城内に残っていた荷物を馬に積んで下仁田あたりまで届けてやったと伝えられています。長野業正とは、なんと温情深い武将だったでしょうか。

1566 年武田軍の箕輪城攻めでは、真田幸隆は信玄の命を受けもちろん参戦していました。本隊とは別ルートの部隊でしたが、幸隆はどんな気持ちで命の恩人の息子を攻めていたのでしょう。恐らく、何度も調略し上杉方ではなく武田方につくように働いていたでしょうが、忠義の将・長野氏にその声は届かなかったのでしょう。

その後、武田氏が滅び、箕輪城は織田信長の領地(城主に滝川一益)となり、その信長も滅んで北条氏(城主は北条氏邦)のものとなりました。

最後は天正 18 年( 1590 )、豊臣秀吉の小田原征伐の際に箕輪城は前田利家・上杉景勝連合軍の攻撃により開城しました。この年、徳川家康が関東に入封し、箕輪城は家康家臣最高石の 12 万石をもって井伊直政に与えられました。直政は箕輪城を近代城郭に改造しましたが、1598 年高崎城に移封され、それに伴って箕輪城は廃城となり、80余年の歴史に終止符を打ちました。

…と、真田氏の元領地の住民は想いを寄せてしまうのでございます。当ホテルのオプショナルツアーでは、ここまでくどい解説は致しませんので、どうぞご安心してご参加くださいませ!!!

箕輪城跡の様子(画像クリックで拡大します)

箕郷梅林の様子(画像クリックで拡大します)

箕郷梅林、遅咲きの梅花も満開でした!!箕輪梅林は早咲きの赤い花と、遅咲きの白い花がありますが、白い花もピークから数日超えたところ、という感じでした。善地会場には河津桜もかなり植えられていて、梅の白花と桜のピンク色のコントラストが見られました。見ごろは今週末まで、例年よりも一週間ほど早く花が終わる見込みです。
今日はやや風はありましたが、雲一つない晴天。ポカポカしていて外でお弁当を食べた後はお昼寝してしまいました。
週末からはまた寒くなる予報ですが、皆様お体をご自愛くださいますようにお祈り申し上げます。


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