【湧水めぐりPART.2】
嬬恋・小諸・御代田の湧水をめぐる

【湧水めぐりPART.2】<br>嬬恋・小諸・御代田の湧水をめぐる

2020 年7月 31 日(金)オプショナルツアー
「【湧水めぐりPART.2】嬬恋・小諸・御代田の湧水をめぐる」

2020 年7月 31 日の ホテル軽井沢 1130 オプショナルツアーは、
「【湧水めぐりPART.2】嬬恋・小諸・御代田の湧水をめぐる」を実施いたします。

前日に引き続いて、当ホテルから訪問できる距離にある湧き水をめぐります。2日目は、当ホテルから見て西側にある、嬬恋村、小諸市、御代田町の湧き水をめぐります。
浅間山系だけではなく、白根山系や四阿山系の湧き水もあります。

昼食は中軽井沢駅付近のレストラン等でご自由にお召し上がりください。

「清浄法水(清水法水)」
弘法大師が杖をついたら水が湧き出てきたと伝わります。清水法水(清水屋の井戸)の別名があります。源頼朝が巻狩りに来た際、この水を愛飲して家来に汲みに来させたという伝説もあります。

「干俣のしみず」
県道大前須坂線沿いに湧出している水で、とても汲みやすい場所にあり、味もよく、多くのファンがいる湧き水です。「この水じゃないと蕎麦は打たない」という店主様もいらっしゃいます。

「音無川水源」
神社境内から大量の湧き水がドバドバと湧き出ていて、そのまま川となっています。干俣諏訪神社は、源頼朝公が巻狩りに来た際に蹴鞠をした、との伝説から別名「鞠の宮」の名があります。川にかかる橋で、まどろむ頼朝公が「うるさい!」と言ったら音がしなくなったので、音無川の名がついたそうです。
近年、干俣諏訪神社は願い事が叶う神社、パワースポットとしても名高くなりました。源流にしか生育しない水草「バイカモ」の鮮やかなグリーン、古くから祀られている「水神様の祠」などが、神秘性をさらに高めています。

「弁天の清水」
旧東山道の「清水の駅(うまや)」として栄えてきた小諸市の諸に昔から湧き出している水源で、その量は毎分2斗(約 36 リットル)にもなります。付近に水神を祀る弁財天神社があることから、「弁天清水」と呼ばれています。長野県薬剤師会が「信州の名水 50 選」に選定しています。

「真楽寺 大沼池」
真言宗の古刹真楽寺境内にある「大沼の池」は、池底から滾々と水が湧出しています。甲賀三郎の龍神伝説にちなんだ龍の銅像が鎌首を持ち上げ、あたりには水晶がちりばめられていて神秘的な光景です。地域ではこの水は灌漑用水として利用されています。信州の名水・秘水選定委員会が選ぶ長野県内 15ヵ所のうちの一つです。

≪スケジュール≫
  9:00 ホテル出発
  9:20 清水法水(白根山系)
10:00 干俣のしみず(四阿山系)
10:20 干俣諏訪神社 音無川水源(四阿山系)
11:50 中軽井沢駅 自由昼食
13:20 弁天の清水(浅間山系)
13:50 真楽寺 大沼池(浅間山系)
15:00 ホテル着

※ 15:30 発の「ホテル発 軽井沢駅行き無料シャトルバス」乗車に間に合います!

【ツアー参加費】
 会員 無料
 ビジター お一人様 2,000 円
 ※ ご昼食代等は各自で別途ご負担いただきます。

【予約方法】
 ご宿泊ゲスト専用のオプショナルツアーです。
 宿泊予約と共にお申込み下さい。
 ホテル軽井沢 1130 予約係:0279 – 86 – 6111
 (オプショナルツアーはお電話でのみ、ご予約を承ります。)

【定員】 限定3組 最大8名様まで 4名様以上で貸切も可能!

【服装・持ち物】
 動きやすい服装、上着(寒くなった時用に)、飲み水、雨具、
 土の上を歩ける運動靴、身分証明書など

【申込み〆切】 2020 年7月 27 日(月)

【ツアーチラシ PDF ファイル(A4サイズ)】
 ここをクリック してダウンロードしてください。


2020 年7月 31 日(金)オプショナルツアーの様子
「【湧水めぐりPART.2】嬬恋・小諸・御代田の湧水をめぐる」

7月 31 日オプショナルツアー「【湧水めぐりPART.2】嬬恋・小諸・御代田の湧水をめぐる」無事終了いたしました。ご参加くださいましたゲストの皆様方、誠にありがとうございました。

今回もたくさん写真が撮れましたので、担当ガイドのコメントを添えて、当日の様子を報告いたします。

嬬恋村 清浄法水(清水法水)

嬬恋村 清浄法水(清水法水)

嬬恋村三原と草津町前口をつなぐ県道59号線を、『割烹 中居屋』さんから約 50 m 北に進むと、左側に分かれ道があり、そこにあるのが湧き水「清浄法水」です。

弘法大師がこの場所を通った伝説があり、杖を突いたところに水が湧き出したそうです。また、源頼朝公が浅間の狩りに来た時にはこの水をたいそう気に入り、「馬場」を設けたそうです。頼朝公は、鎌倉で病に倒れたとき、この水を汲んでこさせたという話もあります。

湧き水としてはコンクリート張りでムードに欠けますが美味しい名水で、ミネラルのバランスが良いのか、本当に味を感じる水です。

また、付近には、石垣にびっしりとイワタバコのお花が咲いています。夏らしいカンゾウの花群落もあり、涼しげな場所になっていました。

嬬恋村 干俣のしみず

嬬恋村で人気ナンバーワンの湧き水・干俣のしみず

嬬恋村にたくさんある湧き水の中で、最も人気が高い湧き水が「干俣のしみず」です。道路際の待避所のような所にあり、大変に汲みやすいことも人気の秘訣です。ありとあらゆる人が、軽~く飲みに来ます。

この日も、わずか5分の間に次々と人が飲みに来ました。「『干俣のしみず』でしか蕎麦は打たない」と仰っている店主様もいるくらいで、汲みやすいだけではなく、その味も確かなようです。

嬬恋村 干俣諏訪神社の音無川

知る人ぞ知るパワースポット 干俣諏訪神社の湧き水・音無川

「干俣のしみず」から車で5分ほど北へ進み、干俣集落の一角にある干俣諏訪神社は「願いを聞いてくれる神社」として秘かに人気があります。神社境内からドバドバと湧き水が流れていて、そのまま結構な水量の小川になっています。この神社と湧き水には、こんな伝説があります。

愛郷 — 上信高原民話集(二)

「昔なぁ、源頼朝と言うえらい将軍様がなぁ、木曽義仲という武士と戦をして勝ったんだと、そしてその残党を追って浅間山の六里ガ原で巻狩をしたんだそうだ。その時に今の干俣村で陣馬をはったんだと。

村の衆はなぁ、将軍様が川の音がうるさくて良く眠れねぇと聞いたもんで、二またになっている川の片方をせき止めたんだと、そうしたらいい具合にいっぺぇヤマメが取れたんで将軍様に献上したんだと、将軍様は、えらく喜んで川の俣を干したこの地を干俣とし、村の衆に干川っていう名字をくれたんだと。それからなぁ、干して水の行かなくなった方の川を音の無い川、音無し川、水の流れる川を干俣川と呼ぶようになっんだと。

それからなぁ、よく将軍様が陣馬で蹴鞠をして遊んでいたもんで、将軍様が帰った後地に神社を建てて、その名を「蹴鞠神社」と呼んで大切にしたんだと。」

嬬恋村北軽井沢の農産物直売所 羽生田売店

看板が格好いい直売所 羽生田売店

次に訪問したのは、北軽井沢の農産物直売所「羽生田売店」さん。お店の看板が格好いいです。(販売している売店のお兄さんも格好いいかも。)

この時期のキャベツは100円~、幻のキャベツ「419キャベツ」はもう少しします。ズッキーニ100円、とうもろこし150円、そして桃が旬ですが、今年は高いですね!

御代田町 真楽寺 大沼の池

御代田町 真楽寺 大沼の池

真楽寺は、西暦587年、用明天皇が浅間山噴火の鎮静を祈願する為に勅願により開かれたのが始まりと伝えられています。

【 甲賀三郎伝説 】
真楽寺の境内の一角にある大沼は浅間山からの伏流水により形成された清水で、信仰の対象にもなり甲賀三郎伝説の舞台にもなっています。甲賀三郎は浅間山の麓に住んでいましたが、戦での大功を妬んだ2人の兄が地下の世界に幽閉してしまいました(甲賀三郎は信濃国望月の領主である源頼重の3男とも、安寧天皇の後裔である甲賀権守諏胤の3男とも、近江甲賀出身とも云われています)。三郎は地下の世界を彷徨い何とか地上に出ると、真楽寺の大沼だったとされ、水面に自分の姿を映し出して見ると龍に変態していました。

一方、三郎の妻は夫が死んだと思い諏訪湖に身投げし、同じく龍になっていた事から、その話を聞いた三郎は急いで諏訪湖に赴き夫婦仲良く暮らしたとされ、三郎夫婦は龍神として崇められ後に諏訪大社の祭神である諏訪明神と呼ばれるようになったとも云われています。又、用明天皇の皇子である聖徳太子も真楽寺を訪れたとされ、大沼に自生する芹の美しさに心を打たれて引き寄せて御覧になり、何時しか「七尋芹」と呼ばれるようになったと伝えられています。

小諸市 弁天の清水

ジャバジャバ状態で湧き水が汲める・弁天の清水(小諸市)
湧き水めぐりツアーで最後に訪問したのは、小諸市の「弁天の清水」です。ここは、水の汲み口が二つあって、手前の方は嬬恋村「干俣のしみず」程度の水量ですが、奥の汲み口は20リットルのポリタンクが数秒で満タンになってしまうほどの水量が出ています。

住宅街の中にあり、駐車場が地域住民の共有地で、しかも数台分しかとめるスペースがありません。訪問しても車を止められないこともありますので、その旨、ご注意ください。


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