軽井沢紅葉狩りハイキング
旧碓氷峠遊覧歩道を歩く。

軽井沢紅葉狩りハイキング<br> 旧碓氷峠遊覧歩道を歩く。

2020 年 10 月 30 日(金)オプショナルツアー
「軽井沢紅葉狩りハイキング 旧碓氷峠遊覧歩道を歩く。」

2020 年 10 月 30 日(金)の ホテル軽井沢 1130 オプショナルツアーは、
「軽井沢紅葉狩りハイキング 旧碓氷峠遊覧歩道を歩く」を実施いたします。

群馬・長野県境に位置する碓氷峠からは浅間山はもちろんのこと、妙義連峰、南アルプス、八ヶ岳などが一望でき、条件が整えば雲海が眼下に広がります。旧軽井沢から軽井沢赤バスに乗車して旧碓氷峠まで行き、熊野皇大神社を参拝後、遊覧歩道を歩いて諏訪神社に帰ってくる、軽井沢紅葉狩りハイキングです。

昼食は中軽井沢駅付近のレストラン等で、ご自由にお召し上がりください。

旧碓氷峠遊覧歩道
軽井沢町の森林浴コースとして名高い、全長約3kmの「旧碓氷峠遊覧歩道」は、緩やかな斜度で別荘地の舗装道と未舗装の自然歩道がミックスされた、上りなら 90 分、下りなら 60 分で散策することができる手軽なハイキングコースです。カエデ類の多い遊歩道で、紅葉の頃( 10 月下旬 ~ 11 月上旬)が最もお勧めです。山野草や野鳥との出会いもあるので、さえずりの盛んな新緑の頃(5月)もお勧めです。吊り橋や別荘建築物などの人工建造物と自然とがマッチした風景も良いものです。

旧碓氷峠見晴台
碓氷峠の頂上の近く、標高 1,200 m に位置する展望公園。ここは長野県と群馬県の県境になり、浅間山、妙義連峰、晴天時には南アルプス、八ヶ岳一望でき、条件が整えば雲海が眼下に広がります。 素晴らしい眺望の中、夏には新緑、秋には紅葉、冬は美しい雪景色を楽しむことができます。

熊野皇大神社
本宮の中心が長野県と群馬県の境になっている神社で、長野県側では「熊野皇大神社」、群馬県側では「熊野神社」と呼ばれ日本武尊が建立したと伝わる古社です。
当神社は神社庁より特別神社(全国で4社)の指定を受けています。(他3社は「御嶽神社」2社、冨士山稲荷神社)
樹齢 1000 年といわれる御神木の「しなの木」の他、追分節にうたわれた石の風車や、室町時代中期の作と伝わる狛犬、山口誓子句碑など様々な見所があります。

軽井沢 諏訪神社
軽井沢地方開拓当初、信州一宮諏訪大社から分霊勧請された軽井沢郷の鎮守産土神です。現在は旧軽井沢銀座通り近くにひっそり佇んでいますが、中山道軽井沢宿が栄えていた頃は、祭り等では大変賑わっていました。
境内の社叢は軽井沢町天然記念物で、トチノキの巨木は見ごたえがあります。

軽井沢赤バス
軽井沢に来たら乗りたい、「赤バス」!
標高 1,200 m 展望公園 見晴台までゆっくり走る名物バスです。
軽井沢の静かな森を走る通称「赤バス」は、 万平ホテル・旧軽井沢を経由して旧中仙道を登り、碓氷峠頂上近く「見晴台」まで走行している季節限定の路線バスです。

≪スケジュール≫

※ 10:30 発の「軽井沢駅発 ホテル行き無料シャトルバス」
  お乗りいただいても、
このツアーに間に合います!

11:30 ホテル 出発
12:00 中軽井沢付近で各自昼食(50分)
12:10 軽井沢テニスコート付近駐車場
13:27 赤バスに乗車
13:50 旧碓氷峠着 熊野皇大神社参拝
     遊覧歩道ハイキング開始
15:45 諏訪神社
17:00 ホテル 戻り

【ツアー参加費】
 会員 無料
 ビジター お一人様 2,000 円
 ※ ご昼食代、赤バス乗車料等は各自で別途ご負担いただきます。

【予約方法】
 ご宿泊ゲスト専用のオプショナルツアーです。
 宿泊予約と共にお申込み下さい。
 ホテル軽井沢 1130 予約係:0279 – 86 – 6111
 (オプショナルツアーはお電話でのみ、ご予約を承ります。)

【定員】 限定3組 最大8名様まで 4名様以上で貸切も可能!

【服装・持ち物】
 自然歩道を自由に歩ける運動靴、長袖、長ズボン、防寒着、防寒帽、
 手袋、飲み水、雨具、行動食、身分証明書、靴ひも予備、救急用品など

【申込み〆切】 2020 年 10 月 27 日

【ツアーチラシ PDF ファイル(A4サイズ)】
 ここをクリック してダウンロードしてください。


2020 年 10 月 30 日(金)オプショナルツアーの様子
「軽井沢紅葉狩りハイキング 旧碓氷峠遊覧歩道を歩く。」

10 月 30 日オプショナルツアー「軽井沢紅葉狩りハイキング 旧碓氷峠遊覧歩道を歩く。」無事終了いたしました。ご参加くださいましたゲストの皆様方、誠にありがとうございました。

担当ガイドのコメントを添えて、当日の様子を報告いたします。

旧軽井沢銀座通りでの昼食 & 赤バスに乗って見晴台へ

当初の予定では中軽井沢で昼食フリータイム設定としていましたが、ゲストの皆様のご希望により、旧軽井沢銀座商店街で食べ歩き程度の軽い食事をすることになりました。

カフェレストラン Paomu(ぱおむ)の「軽井沢プリン」、腸詰屋のホットドック、軽井沢キッチンの「三笠ホテルカレーパン」など、それぞれお好みのものを食されていました。

その後、平成天皇の上皇明仁様と上皇后美智子様が出会った場所である軽井沢会テニスコート前のバス停で赤バスを待ちました。

時間ピッタリに赤バスが到着。一度は乗ってみたかった、素敵な外観のバスです。人通りが多く狭い旧軽井沢内を上手に走り抜け、見晴台へと向かいました。

熊野皇大神社(長野県)/熊野神社(群馬県)

熊野皇大神社/熊野神社は、長野県軽井沢町と群馬県安中市の県境真ん中にある神社で、同じ場所に二つの宗教法人があり、狛犬、参道、神門は一緒になっているがその先の拝殿には二つ(長野県/群馬県)の本坪鈴と御賽銭箱がある、不思議な神社です。それぞれに宮司さんがいて、神事も別個に執り行われています。

社殿はいい感じに鄙びていて、渋さがあります。日本武尊の伝説や樹齢1000年ともいわれるシナノキ御神木、そのほか年代物の文化財がたくさんあり、軽井沢の歴史に触れることができます。一通り見学してUターンしようとすると、神門の間からカエデの紅葉グラデーションが鮮やかに目に飛び込んできました。これからどんな紅葉と出会えるかと思うと、ワクワクしてきました。

碓氷川水源地 ~ 旧碓氷峠見晴台

碓氷峠熊野神社前の道はかつての中山道に違いありません。そのまま道なりに(北東に)進むと、群馬県安中市に入っていきます。石鳥居から 100 m 少し進んだ右側の木に「碓氷川水源地」の案内があります。自然歩道を5分ほど降り進むと、石で組まれた2つの水槽に湧き水が溢れ、水神様が見守る「碓氷川水源地」です。今はひっそりとしたパワースポット、ぜひ訪問してみてください。

そして見晴台へ。公園のカエデは今がグラデーションのピーク。思わず、撮影会になってしまいました。いつもとは違った形で見える浅間山に感激、そして南東方向はとても開けていて、妙義山をはじめ関東山地の山々が遠くまで見渡せました。ゲストの皆様方は、「旧碓氷峠見晴台の存在は知っていたが、まさかこんなに景色がいいスポットだとは知らなかった」と仰られていました。

旧碓氷峠遊覧歩道

見晴台で景色を堪能した後は、今回のメインともいえる遊覧歩道のハイキングです。紅葉の状況は、下り初めの見晴台付近がピーク、下りきった旧軽井沢銀座通りあたりはまだまだ良くなりそうな感じでした。

見晴台では感じませんでしたが、遊覧歩道を降り始めると、強めの冷たい西風に晒されました。風のあたる尾根道であることを認識しつつ、休憩もあまりせずに風のない谷間へと進みました。歩道橋を越えたあたりからは風が止んだので、ウラジロモミやダンコウバイの香りを嗅いだり、別荘の跡地に残る「浅間石」をよく見てみたりして、自然観察をしながら歩きました。

やがて「中山道」と書いてある道しるべがありました。旧道の原型を留めてはいませんが、この遊覧歩道は、江戸時代の五街道の一つ「中山道」に沿った自然歩道です。旧軽井沢宿の飯盛女が客を見送り別れた場所である「二手橋」を通り、観光地軽井沢の基礎を築いたA.C.ショー氏ゆかりの「ショー記念礼拝堂」などの史跡を観光しながら、旧軽井沢銀座通りへと歩き進みました。

神宮寺、ユニオンチャーチ、諏訪神社

旧軽井沢銀座通りを下り進むと、右手の「軽井沢写真館」の手前に小路(参道)と「表白山」「神宮寺」の石柱があります。元々は神仏習合時代に、旧碓氷峠熊野神社の別当寺として付近に建立されましたが、寛文2年( 1662 年)に現在の地に移されたそうです。参道右側には推定樹齢 400 年・高さ 15 mのシダレザクラ老木があります。昔から多くの文豪が愛でた桜の木で、作品にも出ているそうです。

1987年(明治30年)に、軽井沢で二番目に建てられたキリスト教会「ユニオンチャーチ」は、キリスト教各宗派の超教派の合同教会で、別荘に住む外国人達や日本の宣教師達のよりどころでした。

その裏手にある諏訪神社は、そんな外国人たちが境内でダンスなどをして遊んだ場所で、社叢は樹齢数百年のケヤキやトチノキ等の樹木が立ち並び、神秘的な雰囲気を呈しています。元々は宿場「軽井沢宿」の産土神で、古い神社ならではの土俵もあり、旧軽井沢の変遷を見守ってきた神社です。

今回のハイキングツアーでは、ルート上に歴史ある文化財が数多くあり、軽井沢の歴史を感じながら散策・紅葉狩りをすることができました。ご参加くださいましたゲストの皆様、誠にありがとうございました。


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