万座~毛無峠 紅葉狩り & 破風岳ジグザグ登山

万座~毛無峠	 紅葉狩り & 破風岳ジグザグ登山

2020 年 10 月 11 日(日)オプショナルツアー
万座~毛無峠 紅葉狩り & 破風岳ジグザグ登山

2020 年 10 月 11 日(日)の ホテル軽井沢 1130 オプショナルツアーは、
「万座~毛無峠 紅葉狩り & 破風岳ジグザグ登山」を実施いたします。

標高 1,823 m の毛無峠は、風衝地であることから高木が育たず、ツツジ類などの矮小低木が広がっており、まるで 2,500 m 級高山帯のような風景の場所に、なんと車で行くことができます。そこから標高 1,999 m の破風岳へジグザク登山した後、富貴(フキ)の滝、ジロー清水、万座峠などの名所で紅葉観賞をします。

昼食は嬬恋村内のレストラン等で、ご自由にお召し上がりください。

「破風岳」
四阿火山の北方の県境山地には、破風岳(1999 m )の他にも御飯岳(2160 m )などの 2000 m 級の山々が並んでいます。100万年以上昔に活動していた古い火山で、破風岳山頂の北東絶壁は噴火カルデラの火口であるとされています。
毛無峠(1823 m )からの比高は 176 m で、ジグザグに登っていくので急坂は少ないです。約 40 分で到着する破風岳山頂からの眺めは実に壮大で、旧火口壁から絶壁を見下ろすと卒倒しそうになるのでご注意ください。

「毛無峠」
毛無峠( 1,823 m )は、知る人ぞ知る嬬恋村の絶景ポイントで、万座温泉からは車で約 20 分のところにあります。風衝地のため、植生は森林が成立できず、矮小低木がびっしりと広がり、まるで標高 2,500 m の高山帯にでもいるかのようです(偽高山帯)。深くえぐれたような地形はとても印象的で、嬬恋村のどの山からでもよく目立っています。このような突出した風勝地にマイカーで手軽に行けるということも、驚くべきことです。

「牧干俣線の紅葉」
長野県道・群馬県道 466 号=牧干俣線は、長野県上高井郡高山村より群馬県吾妻郡嬬恋村に至る一般県道です。この道路は、長野県道 112 号大前須坂線と合わせて、長野県須坂市と万座温泉をつなぐルートを、通称上信スカイラインと呼ばれるほか、万座道路の別名も持っています。万座峠や松川渓谷(紅葉 100 選)の紅葉が木々の合間から眺望できるこの時期は、ドライブの好季節になります。

≪スケジュール≫

※ 10:30 発の「軽井沢駅発 ホテル行き無料シャトルバス」
  お乗りいただいても、
このツアーに間に合います!

11:30 ホテル 出発
12:00 嬬恋村内で各自昼食(60分)
14:00 毛無峠着 破風岳登山(90分)
15:30 登山終了 周辺の紅葉を観賞
     富貴の滝、ジロー清水
16:10 万座峠 奇岩と紅葉、夕焼け観賞
17:30 ホテル 戻り

【ツアー参加費】
 会員 無料
 ビジター お一人様 2,000 円
 ※ ご昼食代等は各自で別途ご負担いただきます。

【予約方法】
 ご宿泊ゲスト専用のオプショナルツアーです。
 宿泊予約と共にお申込み下さい。
 ホテル軽井沢 1130 予約係:0279 – 86 – 6111
 (オプショナルツアーはお電話でのみ、ご予約を承ります。)

【定員】 限定3組 最大8名様まで 4名様以上で貸切も可能!

【服装・持ち物】
 登山靴、長袖、長ズボン、化学繊維(綿素材禁止)の下着、防寒着、
 防寒帽、手袋、飲み水、雨具、非常食、行動食、身分証明書、
 靴ひも予備、救急用品など

【申込み〆切】 2020 年 10 月8日

【ツアーチラシ PDF ファイル(A4サイズ)】
 ここをクリック してダウンロードしてください。


2020 年 10 月 11 日(日)オプショナルツアーの様子
「万座~毛無峠 紅葉狩り & 破風岳ジグザグ登山」

10 月 11 日オプショナルツアー「万座~毛無峠 紅葉狩り & 破風岳ジグザグ登山」無事終了いたしました。ご参加くださいましたゲストの皆様方、誠にありがとうございました。

今回もたくさん写真が撮れましたので、担当ガイドのコメントを添えて、当日の様子を報告いたします。

割烹 中居屋(嬬恋村三原のお蕎麦屋さん)

江戸時代の豪商「中居屋重兵衛」の末裔が営むお蕎麦屋さん「割烹 中居屋」さんを今日の昼食処に選びました。

今日のゲストは「つまごい高原キャベツと大和豚の冷しゃぶおろしそば」と「山菜天そば(温)」をご注文されました。

キャベツの方は夏~秋の限定メニューで、お蕎麦の上にはたっぷりの千切りキャベツ、大和豚、紫キャベツが乗っていて、全体的にごまダレがかかっています。その上からそばつゆをかけて食しました。千切りキャベツのシャキシャキとした食感と、爽やかな新そばの香りがマッチした一品でした。歯ごたえも◎です。山菜天ぷらは初めて食べるような珍しいものが多く、薄い衣でカラッと揚がり、何より上品な盛り付けに感心されていました。

毛無峠付近の紅葉「富貴の滝」

「富貴の滝」(ふきのたき)は、車で毛無峠に向かうと、到着する5分位前に左側に現れる滝で、水量はあまりなく、急崖の岩肌を細い水流が岩づたいに折れ曲がり流れています。紅葉が美しいことで知られ、ほぼ毎年、上毛新聞などで紅葉の写真が紹介されます。滝の名の由来は、野草のフキの葉に似た植物であるメタカラコウやノブキなどの植物がたくさんあるために「フキの滝」→「富貴の滝」になったのだそうです。

今日も数人のカメラマンが狙っていました。滝に着いた頃はまだ濃いガスの中にありましたが、時おりガスが薄くなり、滝の上部まで見渡せる時がありました。知る人ぞ知る地元の紅葉スポットを紹介させていただきました。

毛無峠 ~ 大前須坂線 ~ ジロー清水の状況

毛無峠(標高 1,823 m)に着くと、そこは完全に雲の中でした。20 ~ 30 m 先にある鉄塔も見え隠れするほどの濃霧です。上に行けば行くほどガスが濃くなる状況では、展望の良さが魅力の破風岳を登るのはもったいない、ましてやこの霧の濃さでは山頂の崖に近づくことも危険…だったために、破風岳登山は諦めて須坂方面への紅葉狩りドライブに変更いたしました。

不思議なことに標高 1,800 m から下はまずまずの見通しで、毛無峠を離れると大前須坂線と牧干俣線では終始、紅葉を観賞することができました。

ジロー清水は大前須坂線から牧干俣線に交差する 500 m 程手前の右側(御飯岳側)にある、岩の隙間から湧き出ている湧き水です。万座温泉付近の湧き水は、硫黄が混じっていて酸性になることが多いのですが、なぜか御飯岳を水源とする湧水だけは中性~微アルカリ性を呈します。雲の上の湧き水を、それぞれペットボトルに入れるなどして旅の備え水としました。

遠藤酒造場(須坂市)

須坂市まで来たので、有名な酒蔵「遠藤酒造場」を訪問しました。「遠藤」「直虎」「どむろく」「朝しぼり」「彗(シャア)」などの銘柄で、全国的にも名が通っている人気の酒蔵です。

遠藤酒造場さんのお酒は、ラベルや瓶のデザインも素敵です。入店すると目の前にあったのは真っ赤な一升瓶「渓流 秋の純米」。店員さんに聞くと、お酒が赤いのではなくて瓶が赤いのだそうです。そういえば、桜の時期にはピンク色のお酒が売っていましたが、そういう事なら納得しました。

ホームページも賑やかでデザインが良く、彗と書いてシャアと読むお酒があったり、近年人気の甘酒にも力を入れていたりしているあたり、遠藤酒造場さんはプロモーションにとても力を入れられている感じがします。

現在は世情により試飲は中止していますが、お味の方はすっきりとした落ち着いた味わいで、甘味があり美味しいと評判です。

須坂市の一本桜めぐり

この後は、菅平経由でホテルに戻りました。せっかく桜の町・須坂に来たので、名物の一本桜達をいくつか見物しながらホテルに戻ることにしました。

大日向観音堂のしだれ桜

かつては国定忠治も歩いた旧三原街道沿いにある大日向観音堂(寛永元年(1624)に建立)にあるしだれ桜で樹齢は約 250 年。以前は観音堂の両側に一対になっていましたが、平成 29 年(2017年)1月 17 日に積雪により、右側の幹周 3.2 メートルの桜が根元から折れて倒木しました。倒木した桜は現在、桜観賞休憩用のベンチに加工されています。現在残る方の桜は幹周 3.7 メートル、樹高は 20 メートルです。花の色が濃く、周囲に子供しだれ桜、孫しだれ桜があり、ストーリーを感じさせるしだれ桜です。

延命地蔵堂のエドヒガン(アズマヒガン)

推定樹齢 430 年、根周り約6m、樹高約 10 m のエドヒガン(アズマヒガン)です。梢は東西南北に約 15 m に広がる市内最古最大の銘木、古木の風格と母木のやさしさを漂わせる姿は見事です。写真の撮り方によってはとても太く見えますが、中が空洞化しており、幹が数本に分かれている様にも見えます。

弁天さんのしだれ桜

高台に湧水池「弁天池」があり、池のほとりに樹齢推定 250 年、幹周約 4.2 メートル、樹高約 13 メートルのしだれ桜があります。地元では弁天さんの大桜と呼ばれ、見事な花をつけます。標高 730 メートルの高地にあるため、市内の他の桜よりも開花が一週間ほど遅く、例年ではGWの頃が満開となります。 360 度どの角度から見ても画になる、プロの写真家をもうならせる桜、としても名が通っています。


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