紅葉の小諸城址懐古園と北国街道小諸宿まち歩き

紅葉の小諸城址懐古園と北国街道小諸宿まち歩き

2020 年 11 月 11 日(水)オプショナルツアー
「紅葉の小諸城址懐古園と北国街道小諸宿まち歩き」

2020 年 11 月 11 日の ホテル軽井沢 1130 オプショナルツアーは、「紅葉の小諸城址懐古園と北国街道小諸宿まち歩き」を実施いたします。

中世より幾多の名将が城主となり、歴史の表舞台にあった小諸城は、安土桃山時代から江戸時代にかけて、石垣を構築した近世城郭に改修されました。今も残る石垣とイチョウ・カエデ等との紅葉コントラストが見事です。

城下町小諸宿と北国街道は江戸時代に幕府により整備され、現在でも街道沿いには、所々に土蔵作りの家、格子のある商家など、宿場町の面影が色濃く残っています。

昼食は中軽井沢駅付近のレストラン等でご自由にお召し上がりください。

「小諸城址『懐古園』」
「懐古園」は、小諸城址に残る「三の門」や苔むした野面石積の石垣、樹齢500年といわれるケヤキの大樹の中、四季折々の風情が楽しめる公園です。

小諸城は、武田信玄のころ山本勘助らにより現在の縄張りとし、豊臣秀吉天下統一のとき小諸城主となった仙石秀久により完成された城です。城下町より低い位置に城を築いた「穴城」は全国でも珍しい城で「日本百名城」でもあります。仙石秀久が築いた「大手門」や野面石積みの石垣は400年前のまま当時の姿で残されています。

また、明治の廃藩置県により役割を終えた小諸城は、本丸跡に「懐古神社」を祀り「懐古園」と名付けられました。現在の「三の門」に掲げられた扁額は徳川宗家16代当主・徳川家達の筆によるものです。

明治の文豪・島崎藤村をはじめ、若山牧水、高濱虚子、臼田亜浪のゆかりの地であり、多くの歌碑を見ることができます。

「北国街道 小諸宿」
北国街道は、善光寺への参拝のために整備され、佐渡の金を江戸に運ぶ道として五街道に次ぐ重要な役割を果たしました。軽井沢町から上越市までの区間は現在の国道18号にほぼ相当します。

小諸宿は小諸城址を中心に栄えた城下町です。北国(善光寺)街道の通過とともに宿場町としての機能も果たしていました。街道沿いには、所々に土蔵作りの家、格子のある商家など、宿場町の面影が色濃く残っています。

≪スケジュール≫

※ 10:30 発の「軽井沢駅発 ホテル行き無料シャトルバス」
  お乗りいただいても、
このツアーに間に合います!

11:30 ホテル 出発
12:00 中軽井沢駅付近で自由昼食
13:50 出発
13:30 小諸城大手門前駐車場着 大手門見学後、小諸城址懐古園散策
14:30 出発 北国街道小諸宿街歩き 旧小諸本陣門屋場 旧脇本陣粂屋
     商家の町並み 海應院『潜竜の松』 山吹味噌工場・売店
     高濱虚子記念館など
16:30 出発
17:30 ホテル 戻り

【ツアー参加費】
 会員 無料
 ビジター お一人様 2,000 円
 ※ ご昼食代等は各自で別途ご負担いただきます。

【予約方法】
 ご宿泊ゲスト専用のオプショナルツアーです。
 宿泊予約と共にお申込み下さい。
 ホテル軽井沢 1130 予約係:0279 – 86 – 6111
 (オプショナルツアーはお電話でのみ、ご予約を承ります。)

【定員】 限定3組 最大8名様まで 4名様以上で貸切も可能!

【服装・持ち物】
 動きやすい服装、防寒着、防寒具(帽子・手袋など)、
 上着(寒くなった時用に)、土の上を歩ける運動靴、
 飲み水、雨具、身分証明書など。

【申込み〆切】 2020 年 11 月8日

【ツアーチラシ PDF ファイル(A4サイズ)】
 ここをクリック してダウンロードしてください。


2020 年 11 月 11 日(水)オプショナルツアーの様子
「紅葉の小諸城址懐古園と北国街道小諸宿まち歩き」

11 月 11 日オプショナルツアー「紅葉の小諸城址懐古園と北国街道小諸宿まち歩き」無事終了いたしました。ご参加くださいましたゲストの皆様方、誠にありがとうございました。

担当ガイドのコメントを添えて、当日の様子を報告いたします。

草笛 小諸本店(昼食処)

本来のツアー設定では、中軽井沢駅で昼食休憩を取る予定だったのですが、ゲストの皆様と協議したところ、小諸市で食事をすることになりました。小諸市の昼食処人気ランキングをインターネットで調べると、お蕎麦屋さんが上位を占めています。その中で最も人気の高い「草笛 小諸本店」さんへ行きました。

当地では草笛さんは有名で、ここ小諸本店を中心に上田市、佐久市、長野市と計4店舗経営していらっしゃいます。私たちは大手門公園有料駐車場に車を駐め、「地下道」-「三の門」経由で草笛へ。平日でも10組ほどが入店待ち状態で、人気の高さを実感しました。15分ほど並んで入店すると、1階は満席で私たちは2階に案内されました。

私たちはくるみ蕎麦1,000円を注文。お蕎麦の前に蕎麦猪口(そばちょこ)が出され、その中にはペースト状となったくるみだれが四角くカットされて入っていました。

初めはくるみペーストを溶かさずにそのままのめんつゆで食します。少し甘めで、しっかり出汁も効いています。そして徐々にくるみを溶かし込んでいきます。中間では全部溶かし、濃厚なくるみ味を楽しみます。せいろにたっぷり入った蕎麦を食べきるにはさらに猪口につゆを足し、最後はややくるみ薄味のつゆで食します。このつゆ味の移り変わる流れがとても良いと感じました。しゃっきりと茹で上げ冷たく絞められた喉ごし良い七割そば、味もなかなか美味しく、さすがは地元住民に長らく愛されている草笛さんだと思いました。

くるみおはぎも大変美味しかった、と評判でした。小諸市で昼食処を迷われた時は、まずはお試しくださいませ。

小諸城址 懐古園

紅葉真っ盛りの小諸城址懐古園は、今年も紅葉祭りを開催しています。とはいえ、イベントは週末だけなので、今日の様な平日(水曜日)は駐車場も問題なく駐められ、園内も自由に散策することができました。この時期の懐古園はどこをどう撮っても絵になります。

今回、紅葉のタイミングが良かったスポットは「番所跡」「南丸跡」「黒門橋」「黒門跡」「紅葉ヶ丘」「酔月橋」などでした。

「小諸城」の城郭は城下町である市街地よりも低地にあり、市街地から城内を見渡すことができ、このため穴城という別称があります。浅間山の田切地形の深い谷(地獄谷など)を空堀とし、「水の手展望台」から付近を鳥瞰すれば、西側の千曲川断崖も天然の防御として縄張りに利用されていることがわかります。

北国街道「小諸宿」まち歩き

懐古園を後にして、地下道を通り抜け駐車場に戻り、国指定重要文化財の大手門を見学してから、小諸宿まちめぐりです。今日は冷たい北風が吹いていたので、主に車で移動しました。

首都圏でも名が通っている信州味噌株式会社の「山吹味噌」さんの向かいには、天文5年(1536)に創建された曹洞宗の古刹「海應院」があります。戦国時代、関ヶ原合戦のとき、徳川秀忠の率いる東軍が、上田城に籠城する真田氏を攻撃した第二次上田合戦の際に、こちらの住職様が和睦の仲立ちをしたと言われています。これにより徳川家より賜った高麗茶碗や団扇が今も受け継がれているそうです。

海應院にある、樹齢 370 年を越す『潜竜の松』(小諸市天然記念物)には見物に行きました。根元から立ちあがり横に這う松の幹は竜の身体で、松の枝葉は竜が潜み隠れている雲、あるいは水煙に見立てることができ、ひび割れた幹の表皮は、あたかも竜の鱗のように見えます。東信地区でも首位争いに食い込む、立派な松を拝見しました。

浅間南麓の湧き水スポットめぐり

小諸宿の「商家の町」に 清酒「浅間嶽」を醸す大塚酒蔵があったことから、この付近は水がいいのでは?…という話になり、帰路の途中、浅間山南麓の有名な湧き水処に立ち寄りました。一番上の2枚は小諸市「弁天の清水」です。ここは、昔から湧き出ている遺跡的な水源だそうで、毎分2トンもの水が湧いていて自由に汲むことができます。駐車スペースが3台分しかないので注意が必要です(※できれば生水のまま飲むのはお控えください)。

次に御代田町の古刹・真楽寺へ。境内には豊富な水が湧き出し「大沼の池」を呈しています。この地には龍神伝説があり、池にはいくつもの水晶玉が浮かび、龍の銅像が鎌首を覗かせています。三重塔や日本一大きい子育て地蔵など見所も多々あり、ひっそりとした山中にこんなにいい場所があるとは知らなかったと、ゲストの皆様は感激していらっしゃいました。

このツアーをご案内させて頂いたことに感謝いたしております。ゲストの皆様のかけがえのない一日になれば幸いです。当ホテルのオプショナルツアーを楽しんでいただきまして誠にありがとうございました。


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