ヒカゲツツジ群落観賞と浅間火山を知るジオツアー │ 北軽井沢に滞在して観光・体験する

2020 年５月 11 日（月）オプショナルツアー
「ヒカゲツツジ群落観賞と浅間火山を知るジオツアー」

2020 年５月 11 日のホテル軽井沢 1130 オプショナルツアーは、
「ヒカゲツツジ群落観賞と浅間火山を知るジオツアー」を実施いたします。

浅間山が 1783 年に噴火した際、火口から流れ出た鬼押出し溶岩流。その跡地である鬼押出し園「奥の院参道」には５月上～中旬、可憐な「ヒカゲツツジ」群落が一斉に花を咲かせます。清楚なレモン色の花を観賞・ハイキングした後、鬼押出し溶岩を生み出した大噴火が残した痕跡の数々を、現地に詳しいガイドがご案内します。

昼食は鬼押出し園内レストランで各自、ご自由にお召し上がりくださいませ。

「鬼押出し園」は、火口で鬼が暴れて岩を押し出したという当時の人々の噴火の印象からこの名の由来となりました。園内では溶岩だけでなく季節の植物も楽しむことができ、風穴、ヒカリゴケ、石割の松、しゃくなげ、レンゲツツジなどを見ながら散策できます。

「ヒカゲツツジ」は、ツツジ科ツツジ属に分類される常緑低木の１種で、ツツジの名が付きますが実際は有鱗片シャクナゲに分類されるべき生態を持っています。樹高は約１～２m 。山地、河岸の岩場などに生えます。日本では４～５月にクリーム色ないしは淡黄緑色（レモン色）の花を付け、鬼押出し園の奥の院遊歩道にはとても大きな群落地があります。

「平原火砕流」は浅間山が最も活発だった、約１万３千年ほど前に数回発生した「軽石流」を総称した呼び方です。当時の噴火はすさまじく、軽石を烈しく噴きあげた後に、軽石と火山灰が一団となって山腹にそって流れ下りました。軽石流は山麓部を埋めつくし、千曲川、湯川や吾妻川の谷も埋まり、南軽井沢のあたりには湖ができました。

「追分火砕流」は、天仁元年（1108）の大噴火によって発生した火砕流です。この火砕流は山頂から南北それぞれ 12 kmもの範囲を埋めつくしたもので、当時の長野原町北軽井沢から嬬恋村東部、および軽井沢町追分から御代田町にかけては完全に荒廃しました。軽井沢町から御代田町にかけては、この火砕流から掘り出したキャベツ大の本質岩片をそのまま石垣などに利用しています。

「吾妻火砕流」は天明３年（ 1783 ）、浅間山大噴火の際に火口から北東側に流れ出た火砕流です。北軽井沢の別荘地南部を溶結凝灰岩となっておおっているのが、この火砕流です。

浅間山麓の森に流れ込んだ吾妻火砕流は、森の地表を覆いました。しかし大木らは蒸し焼きにされたもの、すぐには燃え尽きませんでした。やがて高温だった火砕流は冷えて固まり、木々は腐り円筒状の窪みが残りました。これが「浅間山溶岩樹型」です。
溶岩樹型は世界的にも珍しい地学現象で、特に火砕流堆積物の中に形成された樹型は重要とされています。昭和 15 年に国の特別天然記念物に指定されました。

≪スケジュール≫

※ 10：30 発の「軽井沢駅発ホテル行き無料シャトルバス」に
　お乗りいただいても、このツアーに間に合います！

　11：30　ホテル出発
　11：45～14：30　鬼押出し園
　　　　　ヒカゲツツジ観賞ハイキング
　　　　　鬼押出し溶岩のことも詳しく解説
　　　　　昼食は園内で自由食　　　
　14：30～18：00　浅間火山を知るジオツアー
　　　　　平原火砕流　追分火砕流　吾妻火砕流　地層の露頭
　　　　　鬼押出し溶岩流西崖　溶岩樹型など
　18：10　ホテル帰着

【ツアー参加費】
　会員　無料
　ビジター　お一人様　2,000 円
　※ 鬼押出し園入園料、ご昼食代は別途、各自でお支払いいただきます。

【予約方法】
　ご宿泊ゲスト専用のオプショナルツアーです。
　宿泊予約と共にお申込み下さい。
　ホテル軽井沢 1130 予約係：0279 – 86 – 6111
　（オプショナルツアーはお電話でのみ、ご予約を承ります。）

【定員】　限定３組　最大８名様まで　４名様以上で貸切も可能！

【服装・持ち物】
　動きやすい服装、上着（寒くなった時用に）、土の上を歩ける靴
　飲み水、雨具、身分証明書など

【申込み〆切】　2020 年５月８日（金）

【ツアーチラシ PDF ファイル（A４サイズ）】
　ここをクリックしてダウンロードしてください。